2022/04/24 21:26


長さ:90mm
重量:フックレスで15g前後(#5フック装着で約1.6gアップします)
推奨フックサイズ:#5(#4でも可)
レンジ:15cm~

このモデルは120mmモデルから開発を進めました。
当初はバルサモデルで“そろっと大きなS字を違和感なく描く”をコンセプトにし、一応かたちにする事が出来ました。
ただ扱いが少し難しいのと、フィールド条件が限定され過ぎるかも?
ちょっと動きがピーキーすぎるかも?上級者限定になってしまうかも?
という思いに行きつき、もう少しバーサタイルに扱えるようにとコンセプトを変えました。

そのころちょうど発泡ウレタンでの製作も始めたところ、発泡ウレタンへの変換で開発スピードは早くなりました。
発泡ウレタン製ルアーは、ひとつの型を作れば同型(形のばらつきが無い状態)で、いくつものウエイトパターンが製作可能なので、ルアー開発の最も重要な要素のひとつであるウェイトパターンを好きなだけテスト出来ます。
ただ、バラつきが無いというのは嘘で、発泡ウレタンの発泡具合とか、手作業のウエイト配置などの問題でハンドメイドなりのバラつきは当然あります。

~開発については話が長くなるので中略~

「投げて巻く」これだけで水面下を明確なS字を描いて泳ぎます。
ハッキリとS字を描くので、ある程度の水押しも生まれています。
巻きスピードの変化で「水を切る」ようなターンも起こりますので、アクションを付ける釣りも可能です。
90mmでフックを付けて17g近くなりますので、サイズの割には重めですのでゆっくり引いて下のレンジを探れますが、
私自身根掛かりリスクのある釣りはあまりしないので、引けば浮いてくるようにしてしまっています。
フィン状にコンケーブカットされたボディ前部は水を受けると浮上する力も働きます。
フォールはユラユラとほぼ水平に沈みます。

水流を前方から受けると、浮き上がろうとする力が働きますので、ダウンストリームで早めに引くとバランスを崩しくやすくなります。
ダウンストリームでは極々スローでのリトリーブがお勧めです。
またラインテンションを少しだけ掛けたドリフトでのスローな釣りにも適しています。