2026/10/14 01:06

アピール性とステルス性【アピール編】
水面では波紋を出し、または水中では水をかき回す様に強い波動を出して派手に動くルアーをアピール性の高いルアーとして話をしていきます。
その対極にあるのは、水との反発を抑えて水に馴染みながら弱い波動で動くルアー。
ここではこれをステルス性の高いルアーと表現します。
釣り場ではその時々で、水質(栄養素、溶存酸素、水温等)の状況とその関係でのベイト状況が違いますから、正解を選ぶというルアー選択はとても難しいものになります。
フィールドに立ち先ず気になることはベイト状況です。
足元の水面で水の濁り具合(水色)を確認するとともに目に見えるベイトは居るか?は誰もが確認することだと思いますが、
これはアングラーのその日のモチベーションのためにも大事な事ですね。
ベイトが居ると居ないとではテンションがかなり違ってきます。
さて、そんな釣り場での状況別のアピール性についての個人的な考察と釣りの組み立て方の話です。
★少なくとも表層でベイトが目視で確認できる状況の場合。
たとえ水面で捕食ボイルが起こっていない状況でもこれは期待が膨らみます。
水中にシーバスが待機している状況かも知れません。
何かのきっかけで時合いが始まるかもしれません。
アングラーの投げるルアーによって単発の時合いが起こるかもしれませんね。
まさにそれがバイト(ヒット)という訳ですが。
ここはセオリー通りに表層から攻めるべきと思います。
水面が荒れていない凪状態の場合は、極スローで引き波の出せるルアー。
季節やベイトサイズを考慮して、引き波の大きさと太さも考慮します。
水面が荒れていない状態を考慮して、「引き波と動きでの適度なアピール力」を重視します。
実践的には、極スローで動きを伴っての引き波を出せ、速度操作で水面直下を引けるミノー。
LIQUIDLUREで言えば、、、
●KINETICS 108F(ノーマルバージョン)
このルアーは動きのレスポンスを重視した動き出しと同時に引き波を伴った水面での動き、
そして水面直下に入れた時にはローリング中心の動きが特徴のルアーです。
欲張りにポッピングも可能のように作っています。

●KINETICS 108F mocco
ノーマル108Fからの派生で、レスポンスよりも泳ぎ出した後の動きを大きくすることを重視しました。
一般に言うウェイク系に属するかと思います。
引き波を出した場合は太い引き波になりますので、ベイトサイズが大きめの時向きです。

●PIZZICATO 84F
自分が考える低重心ルアーを形にしたもので、引けるスピードレンジが広いバーサタイルなルアーです。
スローでの動き出しからボディを左右に振りながら引き波を出します。
形状的にスピード操作ですぐに最大レンジの40~50センチ前後まで潜行しますが、水面直下の巻き感を掴めばとても使いやすいルアーです。
サイズ的にも季節を問わず使えるルアーなので、皆さんにお勧めしたい一番のルアーです。

引き波と水面での動きを重視したLIQUIDLUREのプラグは上記3つです。
★時折単発で捕食ボイルが起こる状況の場合
ボイル音はある程度のサイズ以上のベイトを捕食している証拠でもあり、水面レンジで起こっている現象です。
それを踏まえるとルアーサイズ的にもアピール性のある10センチ以上のルアーが適性が高いです。
ボイルが起きた付近の流れの上流側にルアー入れて流してみましょう。
水面のラインが目立ってしまうとそれを嫌うシーバスも居ますので、水面が凪の状況ではかなりフィネスな難しい釣りになりますが、ライン先行の静かなアピール、ルアー先行のやや強めのアピールと手を替えて見せてみると良いでしょう。
ルアーを通すコースさえ当たっていれば、普通にスローで巻くルアーがワンアクションで喰える距離を通ればシーバスは口を使うはずです。
一番のキモが一番難しいのですが、シーバスのそばを通してあげられることが重要。
(良く言われるのは水面の変化、地形の変化、ベイトが目視できるときはベイトの動き)
★ボイルは起きないが、水面をザワザワと多数のベイトが追われているような場合
このような場合はほぼベイトの下にシーバスが付いている状況です。
ミノーを通してみるとたまにベイトがフックに刺さってくるなんてこともある状況ですね。
このような場合に必要なのは『ベイトに負けないアピール力』です。
〈狙い方1〉
ベイトの上の層を通してもシーバスには認識しずらいのは言うまでもありません。
思い切ってベイトの群れの中に少し大きめのルアーを投げ込んでやりましょう。
ベイトが着水音にびっくりしてルアーの周辺から居なくなった表層をゆっくりと通してやります。
ゆっくりと派手目に動くルアーが良いです。
〈狙い方2〉
ベイトの中ではなくベイトが溜まっているだろう周辺を狙います。
シーバスは真下にいるとは限りません。
周辺から徐々に距離を詰めて行っているかもしれませんので、ベイトの集まりのエッジを狙ってみます。
ちょっと離れてしまって単独でいる一尾を演出するのです。
ナイトゲームなのでアングラーはベイトの位置をはっきりとは分かりませんので〈狙い方1〉も併用するやり方で良いですね。
要は単独ではぐれた、逃げ遅れたベイトを演出するという主旨の狙い方です。
シーバスはベイトを追いかけまわして捕食する青物のようなタイプのフィッシュイーターではありません。
楽して捕食したい待ち伏せタイプの魚です。
基本はスロー、スローの釣りだということを意識するのは重要。
明るい昼間ならまだしも、視界の効きにくい夜なら尚更です。
水面直下でのアピール力を最も意識したLIQUIDLUREのプラグ
●KINETICS 100F
引き始めからすぐに全身に水を纏ってウェイキングとは言えないまでも派手に泳ぎます。
水受けが強いので少々波立った時でも水を掴んで水面下を泳ぎます。
10センチのルアーとしてはスローでのアピール力は強いです。
食い気のあるシーバスを探ってみるという使い方には適しています。

小さいがシャッド形状(体高)でのアピールを意識したプラグ
●CHARMING MAN 77F
リップレスのシャッド形状ですが長めのピッチのウォブンロールで、ミノーライクな動きをします。
ボディ全体で水を動かすタイプのルアーなので大きさ以上のアピール力があります。
サッパやシャッド形状のベイトを意識していますが、実際には関係なく釣れます。

ルアーのアピール性、アピール力というのは、シーバスに存在を気付かせる・認識させる目的であると同時に、活性を上げてその気にさせる目的があります。
シーバスは視覚以上に側線での水の中の振動(波動)に敏感に反応すると言われています。
シーバスの目が遠赤外線カメラ内臓でもない限り、夜間の水の中での捕食が簡単にできるとは思えません。
我々が思う以上にルアーが生み出す波動は重要なのかもしれません。
下書きなしで書きなぐった文章ですので、言い忘れていることも沢山あると思いますが、今回はルアーの動きに関するシーバスに対するアピール性ということに絞ってみました。
アピールというとカラーも関係してくると思いますが、それはまたの機会に。
次回はアピール性とは対極の「ステルス性」について書いてみたいと思います。
本当に雑な文章ですが、読んでくださりありがとうございました。
